こんにちは、megです。
アップサイクルブランド「ippo」の運営を続けながら、
これまでの想いと、今のわたしを繋ぐように、久しぶりに書くことにしました。

改めまして、
「ippo」という名前には、
社会課題に気づき、知り、そして行動する──
そんな“はじめの一歩”になれたら、という想いを込めています。

でも、そもそもの原点はもっとささやかで、もっと個人的なものでした。

アート活動やハンドメイドをしている中で、
どうしても制作の過程でゴミを出してしまうことに、ずっと違和感を抱えていました。
何かを「つくる」ことが、同時に「捨てる」を生んでしまう。
その矛盾に、だんだんと疲れてしまって。

だったら、最初から“捨てられるもの”を素材にしたらいいんじゃないか。
そう思って始めたのが、ippoです。

社会のため、環境のため、誰かのため──
そうじゃなくて、最初は、完全に自分のためでした。
このモヤモヤをどうにかしたい、っていう、個人的な感情からでした。

でも、ippoの活動を進めるうちに気づきました。
「社会課題は、自分ごと化しにくい」と。

ippoの活動を通じて、それを何度も肌で感じました。

だからこそ、
「いいことだから」ではなく、
「なんか素敵だから」「手に取りたくなるから」──
そんな理由で選ばれるアップサイクルでありたいと思っています。

活動を始めてから、
お花だけでなく、久留米絣のくくり糸やらんたい漆器の真竹の節、廃棄予定だった宝石、木屑、針金など、いろんな素材たちと出会いました。

「アップサイクル素材のセレクトショップ」として、
作り手と素材をつなぐ存在にもなりたい。
ippoは、少しずつ育っています。

そして今回、noteのプロフィールや名義を少し変えました。
勇気をふりしぼって、ブランドの名前だけではなく、
「meg」という、わたし自身の名前を添えて発信していくことにしました。

ブランドを育てるだけでなく、
わたし自身も言葉で届けられる人になりたい。
編集という仕事をしてきた自分だからこそ、
“見えにくいものに、まなざしを向ける”発信をしていきたい。

blogでは、
ippoのことだけでなく、素材のこと、言葉のこと、
迷いながら歩いている過程のことも、少しずつ綴っていこうと思っています。

ものが、めぐるように。
言葉が、届くように。
わたしももう一度、「はじめの一歩」を踏み出します。

お付き合いいただけると幸いです。