2022/06/29 16:47

廃棄花を救うための日本初の協会日本サステナブルフラワー協会」
私がippoを立ち上げようと思ったきっかけとなったのがこの協会の取り組みでした。

草花が好きな私はある日、
「生花店の35%ほどの花が廃棄されている」
「結婚式場で残った装花がそのまま捨てられている」
「コロナ禍でイベントが減少し、花農家さんが大量に廃棄せざるを得ない」
そんな残酷な現状を耳にして、「私にできることは何だろう」と、いてもたってもいられなくなりました。

協会では、「再び咲く」という意味を込めた「re;bloom」(リブルーム)という造語をつくり、廃棄されてしまう花を救う「リブルームアーティスト」の育成を行っています。ボタニカルキャンドル作りの方法やフラワーロスについて学び、私もこのディプロマを取得しました。

今回は、こうして私にきっかけをくださった日本サステナブルフラワー協会」の代表理事・安永かおりさんに、フラワーロスのことや協会立ち上げの経緯など、文章で質問にお答えいただきました。
安永さん、テレビ出演やイベント・ワークショップなどで超ご多忙の中、ご協力本当にありがとうございました!

では早速、いってみましょう!


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「フラワーロス」という社会課題
 私が「フラワーロス」という言葉を認識したのは2019年です。2018年から1年間はフラワーロスという言葉を知らないまま、ただ捨てられるお花をなんとかしたいという気持ちだけでお花を引き取っていました。ですが、廃棄されてしまうお花の膨大な量に自分だけでは手に負えないと思い、2019年に協会を立ち上げました。フラワーロスを改善するためにはまず、一人でも多くの方にこの問題を知っていただくことが第一歩と思っています。活動を通して「花を救い、地球上の廃棄量を減らす」ということだけではなく、お花が大好きなお花に携わる方々の「捨てなくてはならない心苦しさ」も減らしていきたいと思っています。


「日本サステナブルフラワー協会」の立ち上げと今後
 取引先の結婚式場で目の当たりにした廃棄花をなんとかしたいと思ったことが協会を立ち上げるきっかけでした。「日本サステナブルフラワー協会」の主な活動内容は、廃棄されてしまう花を引き取り、アップサイクルすることです。廃棄予定の花は、生花店や結婚式場、撮影現場、イベント会場、祝い花など全国から届きます。新規のお取り引きにあたり、なかなかご理解をいただけないこともありますが、その反面、人と人が繋いでくださるご縁を感じる場面も多くあり、その度にいつも心がいっぱいになります。引き続きご縁を大切に、「リブルームアーティスト」の皆さんと廃棄されてしまう花を少しでも減らすために活動を続けていきます。そして今後は、子どもたちへの「花育」に力を入れていきたいので、レッスンや学校での講義など増やしたいと思っています。


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協会では無印良品銀座との取引きがスタートしたり、ジョンマスターオーガニックとのコラボアイテムを販売したり、その他有名ブランドとのコラボなども多数あり、ワークショップも精力的に行っています。
「私もリブルームアーティストになりたい」という方や協会にご興味がある方はぜひHP安永さんのインスタをチェックしてみてください!



そして最後に…

私は正直去年まで、フラワーロスや環境問題、廃棄物問題などをここまで意識して生活していませんでした。しかし、この活動をするようになり、お花だけでなくいろんな種類の端材・廃材と直面することが増えました。自分では手に負えない膨大な量の廃棄物を目の当たりにすると、自分の無力さに打ちひしがれて心が折れそうになることも多々あります。

安永さんもおっしゃっていたように、新規でお取引したいのに全く取り合っていただけない、ご理解が得られないなどもしょっちゅうです。でも、「それでもやらないと」と自分を奮い立たせています。SDGsとか未来の子どもたちのためとか、やる理由や大義名分はぶっちゃけどうでもよくて…。目の前に改善すべき課題がある。だから自分ができることをやる。それだけです。

どこまでできるかわかりませんが、何もしないよりはする方を私は選択します。
ご賛同いただける方、ぜひ応援よろしくお願いします!

とりあえず、らんたい漆器の工房から出た竹の節が廃材として大量に余っていますので、何かアップサイクル案がある方、引き取るよ〜という方、お気軽にお問い合わせください!


よろしくお願いいたします!!!